さて、私たち協会の長年にわたる研究により
ツインテールは大きく9つに分類できることが明らかになりました。
ツインテールとはまず3つのベースによるものとなります。
◆ ツインテールの結び位置による3分類
- ラビット・スタイル(三日月)
- 【ハイ】代表例:初音ミク / 月野うさぎ / 中野梓 / 安室奈美恵 / 渡辺麻友
- セーラームーンの代名詞でもある、ツインテールの正統派!耳の上へ結び目が来るように結い上げたスタイル。ツインテールの黄金律とも言える、たわわな弧はこのトップでなければ見られないもの。中でも豊かなボリュームやエアリーな質感に秀でたものは “Angel Wings(天使の翼)”と形容され、最上級のツインテールとされます。派生形として惣流・アスカ・ラングレーに代表されるツーサイドアップも。
- レギュラー・スタイル(これが私の生きる道)
- 【ミッド】代表例:皆藤愛子 / PUFFY / 小倉優子
- ツインテールのよりリアルなスタイリングに応えるため1990年代に登場。アニメなど創作の世界から現実世界へと逆輸入される中で生まれたこのスタイルは、ツインテールのテイストを保ちつつモダンなアレンジとの相性も抜群。PUFFYやSPEEDのヒトエさんなどによるきつめのパーマと組み合わせた、ビッグボリュームのツインテール(ボム・アレンジ)も一世を風靡しました。
- カントリー・スタイル(体育の時間)
- 【ロー】代表例:赤毛のアン/ シータ / 新垣結衣 / 仲間由紀恵(ヤンクミ役)
- ラビットが月のツインテールであるなら、カントリーは星屑のツインテール。風が吹くだけで折れてしまいそうな可憐さはどこか懐かしく、私たちの胸の奥をぎゅっと掴みます。古くは「おさげ」と呼ばれたこのスタイルのイノセントな少女性は、日本人女性の持つ儚げな魅力を改めて感じさせてくれます。その危うさ故か、失敗するとメガネの学級委員長になってしまうので注意が必要。
さらにここからテールのレングスによる3つの派生が挙げられます。
◆ テールのレングスによる3分類
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- ホーステール
- ロングヘアから分かれた2つのテール。揺れ動く度に生じる「ゆらめき」は人によりセクシーにも、キュートにも映る、ツインテールの王道となるレングスです。
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- シュリンプ
- ミディアムヘアによるテールはその反り返ったシルエットより「シュリンプ」と呼ばれます。女性らしい長さを保ちながらスタイリングのキープ力に優れるため、湿気や風の日でも安心です。
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- バードテール
- 幼児性溢れるイノセントなショートツインテールは、コアなファンの多いスタイル。幼稚園でのおままごとの記憶を思い起こさせる、バードテール×料理の組み合わせはカルト的な人気を誇ります。
スタイリングの幅は数多くありますが、すべてのツインテールは
「結び位置の3パターン×レングスの3パターン=9パターン」のいずれかに分類できます。
これらをベースとしながら、ツインテールの表情にさらに奥行きを出すのがそのアレンジ。
結びをルーズにするか、タイトにするか。テールに加えるパーマの強さ。
さらにはスタイリングに使用するヘアアクセのセレクトなど、
無数のバリエーションがツインテールには存在します。
日本ツインテール協会はサロンとの連携の下、新たなツインテールアレンジも提案しています。
ツインテールの王道を受け継ぐものから、革新と破壊をもたらす斬新なスタイリングまで、
今後も数多く発信していく予定ですので、是非こちらもお楽しみください。
また今後はツインテールの派生形、ツーサイドアップもご紹介していく予定!
奥深いツインテールの世界を皆さんに惜しむことなく発信して参ります。
それでは皆さん、Have a Good Twin Tale Life!
(text : Yuta Teramoto)